数多く登場している育毛剤を見ていれば、それぞれに配合されている成分の数に大きく違いがあるのが分かります。少ない物では十数種類、多い物では七十種類にも及ぶ育毛剤もあり、成分数で考えた時には多い方がやはり魅力的には見えてしまいます。
しかし配合されている成分は数もさることながら、商品により目玉となる成分も違います。
ある育毛剤では独自に成分の開発に成功したり、ある育毛剤では稀少な成分を配合したり、メーカーごとにアイデアと成分の効能で注目を集めているのです。
また配合されている成分は大きく2つに分けられ、それぞれの特徴を捉えておくことも大切です。
育毛剤には大きく2種類の成分があり、1つが「有効成分」として育毛剤のメインともなる成分、もう1つが有効成分以外のその他の成分として称されることもある「天然由来成分・アミノ酸」です。
天然由来成分は刺激も少なく敏感な女性の身体にもリスクが少ないのですが、効果が現われるまで時間がかかってしまうというデメリットも持ち合わせています。
ここに加えることで育毛剤としての効果を飛躍的に高めることができるのが有効成分なのです。
育毛促進を大きく期待できるだけでなく、厚生労働省が定めた基準を満たしているのが有効成分の大きな特徴。第三者機関の定める基準をクリアしているということもあり、育毛剤として大きく期待できるようになるのです。
有効成分として効果が期待できるものは以下、
・グリチルリチン
・グリセリン
・クララエキス
・酢酸トコフェロール誘導体
効果はそれぞれでグリチルリチンならフケやかゆみ、クララエキスなら殺菌や血行促進となっています。
当然これらの有効成分が多く配合されていれば育毛剤として大いに期待できるでしょう。しかし天然由来成分とは違い、頭皮へのリスクも考えられるので有効成分だけが多く配合されている物ではなくバランスよく配合されている物を選ぶ必要が出てきます。
肌への刺激が少なく、身体に優しく効果も期待できる天然由来成分。特に敏感肌をお持ちの方なら、有効成分よりもこちらに注目して育毛剤探しをするべきかもしれません。
天然由来成分は以下のようになっています、
・ラベンダーエキス
・ジオウエキス
・サクラ葉抽出液
・ビワ葉エキス
こちらもまたごく一部であり、商品によっては数十種類という数の天然由来成分を配合している物もあります。
また効果は育毛促進、発毛促進、保湿と多岐に渡り、身体への影響と育毛の両方にとって良い影響を与えることになります。
アミノ酸は髪の毛に栄養を与える成分として配合。育毛剤に取り入れられるものとしては、「アルギニン」「グルタミン酸」「リシン」がこれに当たります。